クロスバイク(bianchi)カスタマイズ&ライド

クロスバイク(ビアンキ カメレオンテ4)所有、関東在住者です。自転車をカスタマイズしたレポートや、走行したコースのレビューを中心にご紹介していきます。

初パンクとチューブ交換

自転車乗りなら誰もがいつかは経験するであろう、「パンク」。先日私もついに経験してきました。その時の一部始終と、反省点をご紹介します。

ある日の朝、いつものコースを軽快に走行中に、突然タイヤから「シュー!!」と異音が。最初は落ちてる草がタイヤに巻き込まれ、ひきずってしまったのかと錯覚しましたが、数秒であっという間に空気がなくなり、走行することができなくなりました。

「ついにこの時が来てしまったか・・・」

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日本一長い自転車ロード(になるかも!) 茨城県つくばリンリンロード⇔霞ヶ浦一周ルート 合体へ!

つくばリンリンロードについて

私の住んでいる茨城県には、つくばリンリンロードと呼ばれるサイクリングコースがあります。もともと鉄道が走っていたルートが、廃線となった後に自転車ロードとして整備された物で、片道全長約40kmもあるけっこう有名なコースだそうです。f:id:kobamasa0415:20150428120332j:plain
(先日走行した時に撮ったコース図です。けっこうアバウト(笑))

このコースの良さは、もともとが鉄道ルートなだけあって、起伏が少なくカーブもほとんどない上、車も通れない“自転車専用”道路が、延々と40kmも続くという所にあります。

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(背景に見えるのは筑波山です。一応日本100名山です。標高低いのに・・)

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(路面は所々で痛んでいる時もありますが、全体的にこのようにきれいに舗装されています。)

長距離サイクリングコースの有名所としては、日本一はおそらくしまなみ海道ですかね。関東圏の人はなかなかそこまで行けないので、都内では荒川河川敷あたりがメジャー所かと思います。

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でも都内の河川敷って人通りが意外に多く、自転車乗りにとっては人身事故のリスクが高いんです。また風もけっこう強くて、向い風が延々と続く時も多々あります。きわめつけが景観。延々と変わり映えのない河川風景・・・まぁきれいなんですけど、走っていると、「少し変化がほしいなぁ・・」なんて感じる時もしばしば。実際はボーッと風景を見てる余裕なんてないんですけどね、人にぶつかってしまうので。

一方つくばリンリンロードについて。こちらは筑波山のふもとの田園地帯を通り抜けて行くので、景観の変化に富んでいる上、コースは平たんで起伏もなく、危ない障害物はいっさいありません。おまけに人がほとんどいません!(笑)時々地元のおじいちゃん・おばあちゃんが歩いてたり、地元のヘル中君集団に遭遇したりしますが、人とぶつかる事を気にせずに、全速力で走行ができます。(地元のヘル中君集団がサイクリストにも元気に挨拶してきます。素朴で元気な中学生に癒されますョ)。
しかも、元々ローカル線の駅だった地点が、今ではサイクリスト向けの休憩ポイントにもなっていて、その付近にはサイクリスト向けのメンテショップがあったりなど、まさに自転車乗りにとってはうってつけのスポットなんです。
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(休憩ポイントの裏には昔ながらの商店も隣接。補給に事かきません。)

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(駅の面影がありますよね。真ん中の道が線路だった所です。)

つくばリンリンロードと霞ヶ浦サイクリングコースの合体計画

そんなつくばリンリンロードに、一大企画が持ち上がっています。それは、このリンリンロードの先にある霞ヶ浦サイクリングコースと合体させるという壮大な計画!
つくばリンリンロードは、桜川市(岩瀬)~土浦市までがコースになっていますが、このコースの終着点の少し先には日本第二位の面積を誇る霞ヶ浦があり、この霞ヶ浦には部分的にサイクリングコースがあったりします。この2つのコースを合体させることで、総距離全国1位(約220km)の巨大サイクリングコースを作ろう!という壮大な企画なんです。そしてこの企画、既に2013年から着工していて、2016年を目安に完成予定らしいのです。

 

霞ヶ浦のサイクリングコースも、もともとは北側の一部しか整備されていませんでしたが、この企画が実現すると南側を含め一周全てサイクリングコースになるらしいんです。そしてとある情報によると、近い将来この霞ヶ浦から今度はつくばまでルートが延長し、リンリンロード⇒霞ヶ浦一周⇒つくば⇒リンリンロードという、総距離ぶっちぎりで日本一かつ、どのルートも平たんで走りやすい!という恐るべきコースが誕生する計画も持ち上がっているんです。

(関連リンク)サイクルスポーツ.JP「リンリンロードと霞ヶ浦が一体化!」

 

そしてリンリンロードの途中には筑波山がありますが、実は筑波山ではヒルクライムの大会が毎年行われており、そのコースへリンリンロードから入っていくことも出来るのです。

(関連リンク)ツールド・つくば

 

平たんな道でスピード走行もできる上、気分次第でヒルクライムにも行けてしまうという、なんとも贅沢なコースがこのリンリンロードなんです。
リンリンロードについてのレビューはまとめ中ですので、詳細は近いうちに公開いたします。全コースのポイントの説明や、走行動画(GoProで撮影)も掲載する予定です。お楽しみに!

 桜が舞う季節のリンリンロードレポート

(後日追記しました。)
桜が満開の4月4日(日)にリンリンロード付近を車で通りがかったので、写真を撮ってきました。リンリンロードの中間地点にあるつくば市北条地区には、桜並木が延々と続くポイントがあります。桜のトンネルを抜けているみたいで、サイクリングやマラソンをしている人たちはとても気持ちよさそうでした。f:id:kobamasa0415:20150428120748j:plain

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北条地区は昔ながらの城下町の名残が残り、趣のある街並みが特徴です。平沢官衙(ひらさわかんが)遺跡の隣の北条池の桜もとてもきれです。リンリンロード沿いにはエリアマップも掲示されています。
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地図の右側にある北条池のすぐ先から、筑波山ヒルクライムへ入っていくことができます。この日もたくさんのロードバイカーが勾配を走り抜けていました。
桜満開の中を走るには、桜の咲き具合と天候と自分のスケジュールが合わないと実現できません。今日はあいにくの曇りでしたが、桜はほぼ満開でした。みんな気持ちよさそうに走っていました。

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筑波山の中腹には温泉もたくさんあります。
一汗かいたら温泉につかって、のんびりと下って帰るというコースも良いですよね。
車を駐車できるポイントもたくさんあるので、いろんなコースを組み立てられるのも、このコースの魅力でもあります。

そんなつくばリンリンロード、機会があればぜひみなさん一度走ってみてください。とっても気持ちいいですよ!

クロスバイクのハンドルカットに挑戦

走行中はバーエンドを握る割合が多いのですが、昨日バーエンドバーをBBBクラシックに変えバーが長くなった結果、より前傾姿勢を保つことができたのですが、今度は手のポジションが気になってしまい、意を決してハンドルカットに挑戦です。

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自転車の左側通行について考える

先日TBSラジオたまむすび」という番組で、“自転車ツーキニスト”の疋田智さんがゲストで出演し、自転車の魅力や、自転車のマナーなどについて語っていました。自転車に乗る人が知っておくべき事を多数ご紹介されていたので、このブログでも紹介したいと思います。

その前に、「疋田智さんって誰?」という方へ、疋田さんを簡単にご紹介。

疋田さんはサラリーマンの傍ら、自転車についての執筆やラジオ、メルマガなどで自転車の魅力を広め続けている方です。本業はTBSのプロデューサーだそうです。詳しくはwikipedia疋田 智」にて。

自転車ツーキニスト (知恵の森文庫)

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ラジオの中で疋田さんは“自転車の左側通行の必要性”について語っていました。改めて、なぜ左側通行が必要なのか、疋田さんのお話しと併せて、いろいろと調べてみましたので、ご紹介します。

自転車の左側通行の必要性

そもそも、「自転車の左側通行」って実は法律で定められているんですね。警視庁のHPにも掲載されています。
(参考リンク)広報けいしちょう ~自転車のルール&マナー~

自転車は道路交通法上、「車両」の一種と定義されています。従って左側通行が義務となります。そして、一部の例外を除き歩道は通行できない事になっています。一部の例外とは、
①歩道走行可能の標識がある場合。
②車道又は交通の状況からみてやむを得ない場合
③運転者が、13才未満のこども又は70才以上の高齢者又は身体の不自由な方 の場合
だそうです。参考までに、自転車が歩道を走行してよい、という道路標識はこちら。
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よく見かけるこの標識、実はそういう意味だったんですね。ちなみに②の「やむをえない場合」の基準ですが、これは走行者の“主観的”な判断は認められず、やむをえず歩道を走ることが“客観的”に認められなくてはいけないそうです。これは判定が難しそうですね。

罰則規定もあります。まず①~③の条件を満たしていない時、そして警察官から注意を受けてもそれを無視した場合に適用されるそうです。罰則は「3ヵ月以下の懲役又は5万円以下の罰金(過失罰なし)」

右側通行が危険な理由

ラジオでは疋田さんも、左側通行の必要性をお話ししていました。人によっては、左側通行の方があぶないと思っている方がいるそうです。それは車が見えないから、という理由。しかし実際は右側通行の方が危険度は圧倒的に高く、一番の理由としては正面衝突の時で、例えば時速50km/hの車と20km/hの自転車が衝突すると、70km/hもの衝撃になってしまいます。車に乗っていても70km/hの衝撃を受けたら大けがでは済まない時もあるのに、自転車の場合、生身でその衝撃を受ける事になります。どうなるかは察しがつきますよね。

また疋田さんは、右側走行のもう一つの危険性を訴えていました。それは、交差点の出会い頭の事故のリスクです。自転車が交差点に出る時を想像してください。交差点では車は右から左に向かって走ってきます。自転車が右側を走っている場合、交差点に出てすぐに車にぶつかってしまいますが、左側を走っていれば出会い頭の衝突・接触は避けることができるという利点があります。このような危険を軽減するためにも、左側通行が義務づけられていると、疋田さんはご指摘されています。考えればすぐに分かりますが、改めて指摘されて初めて気づかされます。うーん、納得。そして都内の自転車事故の大半が、実はこの出会い頭の事故なんだそうです。

自転車に乗る時のマナーとは

また疋田さんは、自転車乗りの信号無視についても言及されていました。自転車乗りならば、多分大半の方が身に覚えがあると思います(汗)。改めて、乗り方 気を付けなくてはいけませんよね。

自転車に関する色々なトラブルは、“自転車は車両である”という認識が乗り手にも、車を運転する側にも自覚が少し足りていないのかもしれません。自転車は、渋滞している車の横をスイスイと通り抜けていく事ができますが、ドライバーからしてみれば死角から急に現れる自転車は、認識する事が難しく、巻き込み事故がなくならないのも仕方がないのかもしれません。自転車と車、乗る人同士の歩み寄りが必要ですよね。

自転車人身事故についての判例

話は変わりますが、自転車の人身事故も最近ニュースで頻繁に取り挙げられていますが、先日驚くような判決が出たのでご紹介します。

これは平成20年に起きた事故で、当時小学校5年生だった少年(15)が乗った自転車と歩行者との衝突事故で、裁判所は少年の母親に約9500万円という高額賠償を命じた、というニュース。賠償金額が1億円近くにもなったため、大きなニュースになりました。被害にあった女性は、事故の影響で今も寝たきりで意識が戻らない状態が続いているそうです。

自転車に関する事故は年間で13万件以上もあり、そのうち自転車が加害者となる事故は2万件以上にもなるそうです。
ある自治体では条例で、自転車に乗る人に保険の加入を義務づけたそうですが、自転車は車両であるという認識を改めてもち、保険にも加入することをオススメします。私も入っていますが、損害保険会社から様々な保険が出ていますので、一度検討してみるのもよいかな、と思います。保険料もそれほど高くありません。自転車だけでなく、スポーツ全般に適用できる商品もあります。

以上、今回はパーツのご紹介ではなく、自転車乗りのマナーや注意点をご紹介させて頂きました。今回も読んで頂きありがとうございました。

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